Life with Knife

料理人の包丁手記

【2025年版】まず有名7ブランドをチェック!初心者向けのおすすめ人気包丁メーカー

 

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料理人の私が、家庭用、初心者におすすめの包丁ブランドを本音で紹介します。

ここでは、包丁についてよく知らなくても、とりあえずこれを選んでおけば間違いないよという信頼のおける包丁ブランド7つを紹介しています。

基本は、この7つの日本国内の包丁ブランドをおすすめします。

  • グローバル(YOSHIKIN)
  • ヘンケルス(ツヴィリング)
  • 藤次郎(TOJIRO)
  • 和 NAGOMI(三星刃物)
  • 関孫六(貝印) 
  • MISONO(ミソノ)
  • 関虎徹(安田刃物)

個々のメーカ・ブランドの解説は詳しく後述しています。

 

包丁を選ぶ場合は、名も無き包丁は絶対避けたほうがいいです。
やはり、それなりに名が通っている包丁メーカー・包丁ブランドを選んだ方が、品質管理、信頼性といった面で確実です。

特に、日本の包丁ブランドがおすすめです。海外でも日本の包丁ブランドは圧倒的な人気を誇ります。

 

しかし、包丁といっても多種多様。用途別、ブランド別にみると相当な数になりますので、初心者の方、あまり包丁に詳しくない方にとっては数が多すぎて、どのブランドの包丁がいいのかわからないと思います。

 

プロの料理人向け、職人用途の包丁に関しては以下を参考にどうぞ。おすすめの牛刀をまとめました。
関連記事「おすすめの牛刀」決定版!家庭用からプロ・料理人用まで最高の包丁ブランドを紹介

「買ってはいけない」包丁はこちらを参考に!
関連記事【買ってはいけない!】おすすめ"しない"包丁 in Amazon(包丁は日本製で!)

 

 

Global(グローバル)|吉田金属(YOSHIKIN)

GLOBALは吉田金属(YOSHIKIN)が展開する日本を代表する包丁ブランド。どこで買っても同じ値段(定価)で、一切割引がありません。ブランドへの自信がうかがえます。

グローバル 三徳 刃渡り 18cm G-46

 

グローバルの包丁は、速水もこみちがテレビで使っていた(今はヘンケルス)ことでも有名なブランドです。

GLOBALの特徴は、オールステンレスのデザインと「はまぐり刃」。はまぐり刃というのは料理人がよくやる職人の刃付けで、切れ味をより鋭くしかつ、切ったときの食材の刃離れをよくするための刃の形のことです。

これをGLOBALは採用しています。実際、切れ味するどいです。 ただ家庭でのメンテナンスが少し難しいですが何度か研いでいれば、コツが掴めてくると思います。

もし、どうしても購入したての頃の切れ味に戻せない場合は、メーカーの研ぎサービスに出してみると良いと思います。

9,000円台と家庭用包丁としては高いのですが、間違いなく価値はあります。GLOBALは信頼性も高いブランドなので、誰もが使ってみたい包丁の一つです。

GLOBALブランドの特長やおすすめ包丁など、さらに詳しくはこちらの記事書いています。 

関連記事誰もが欲しい人気包丁ブランド『グローバル(GLOBAL)』、おすすめの理由はオールステンレスとハマグリ刃

 

 

ヘンケルス(ツヴィリング)|ツヴィリング J.A. ヘンケルス

日本では「ヘンケルス」という名前が有名ですが、正式には「ツヴィリング J.A. ヘンケルス(Zwilling J.A. Henckels)」。ドイツのメーカーですが製造は刃物の街、関です。

世界的な知名度も実力も随一で、「ヘンケルス」がローブランド、「ツヴィリング」がハイブランド。海外(欧米諸国)のホームセンターに行くと必ずおいてある包丁です。

 

Henckels HI Style Elite 三徳包丁 18cm ボルドー 16877-481

 

昔、ドイツ人シェフにさんざんツヴィリングの自慢をされたので、個人的にはあまりいい印象はないのですが、さすがに信頼性は高いです。

ここで紹介しているのはヘンケルスのエントリーモデルですが、家庭用途には十分でしょう。値段も2,000円〜3,000円台でお得ですし、欧州メーカーらしくデザイン性もあり、曲線がうまく使われていて優美な雰囲気を漂わせています。オシャレな包丁です。

ヘンケルス(ツヴィリング)ブランドの特長やおすすめ包丁など、さらに詳しくはこちらの記事書いています。

関連記事最高にかっこいい!速水もこみちも使う『ヘンケルス(ツヴィリング)』は日本でも人気の包丁ブランド

 

 

 

藤次郎・Tojiro(とうじろう)|藤次郎

「藤次郎(とうじろう)」は日本国内はもちろん、世界的にも有名な包丁ブランドです。家庭用包丁としてはそこまで浸透していないブランドですので、一般の人の大半は知らないメーカーかと思います。

しかし、少し包丁に詳しい人や料理人の間で藤次郎を知らない人はまずいないです。

元は「藤寅工業」という名の会社だったのですが、藤次郎ブランドの知名度があまりに高まったため、2015年に藤次郎株式会社に改名しました。

藤次郎ブランドでオススメの包丁がこちらです。

藤次郎 プロ DPコバルト合金鋼割込 三徳 170mm F-895

 

切れ味にこだわりつづけてきた藤次郎の象徴とも言える、このオールステンレスのTojiro-Proシリーズは、切れ味はもちろんその洗練されたデザインも人気で、多くの人に愛されている包丁です。

特にハンドル(柄)がいいんです。手に自然にフィットする感じで使いやすいです。(ただ、冬はもの凄く冷たくなりますので、お湯をかけてから使います)

芯材(刃の鋼材)にはV金10号を使っていますので、今まで家庭で安物包丁を使っていた人は、切れすぎて怖いくらいだと思います。

切れ味に信頼性の高い藤次郎ブランドは、料理人の間でも人気が高いです。Amazonの購入者レビューも高評価が並んでいますので、一度のぞいてみたください。サイズも色々選べます。

藤次郎ブランドの特長やおすすめ包丁など、さらに詳しくはこちらの記事書いています。 

関連記事よく切れる包丁『藤次郎(Tojiro)』、料理人にも愛されるおすすめの包丁ブランド

 

 

 

三星刃物|和 NAGOMI

和 NAGOMI

和 NAGOMI

家庭用の三徳包丁なら、三星刃物の「和 NAGOMI」もおすすめです。

和 NAGOMIは、関市の創業150年老舗包丁メーカー「三星刃物(みつぼしはもの)」から生みだされたオリジナル包丁ブランド。

洗練されたデザインに加え、切れ味は秀逸で一般家庭では十分すぎるレベルにあります。関の包丁職人の焼き入れ技術により鋭い切れ味が実現されています。

和 NAGOMIは、弾性にすぐれたモリブデン鋼をあえて採用しています。モリブデン製の包丁は長切れしメンテナンスが手軽です。家庭で使う牛刀としては嬉しいメリットです。

しなやかさと鋭い切れ味をあわせ持った和 NAGOMIは家庭でも使い安い包丁に仕上げられています。

公式サイト和 NAGOMI|三星刃物

また、プロ用として「和 NAGOMI Professional」も販売されています。

和 NAGOMI Professionalは"まぼろしの鋼材"を採用し、和包丁のような「鋭い切れ味」と「研ぎやすさ」を追求した逸品に仕上がっています。

和 NAGOMIについてはこちらで詳しく書いています。

関連記事【実際に使った】凄い切れ味!包丁「和 NAGOMI」のリアルな使用感 - Life with Knife

 

 

関孫六(せきのまごろく)|貝印

「関孫六(せきのまごろく)」、このブランド名はホームセンターでよく見かけるので、一般の人でも知っている人は多いと思います。ホームセンター包丁と言うと安物ブランドのように聞こえますが、関孫六シリーズ内にもランクがあります。決して粗悪品というわけではありません。

また、貝印には「旬(しゅん)」というプレミアムブランドもあって、こちらは一流料亭の板前が使うような1本数万円の包丁です。

貝印 関孫六 4000ST 三徳包丁 165mm AB-5222

 

貝印は包丁の街、関市(岐阜県)にある企業で、日本を代表する包丁ブランドです。包丁メーカーとしては国内最大手企業。そのため、商品ラインナップも多く、大衆向けから一流職人向けの包丁まで幅広くカバーします。

特に、大衆向けブランドの関孫六はとにかく種類が多く、多くの店舗で色んなタイプの包丁が売られていますので、自分のサイズや用途にあった包丁が選びやすく、実際に自分の目で見て選ぶことが可能です。

3,000円~4,000円台の包丁を選んでおけば、まずハズレにあたるということはないでしょう。

「関孫六」「旬」など貝印の包丁について、詳しくこちらで書いていますので参考にして下さい。

関連記事超有名包丁ブランド『関孫六』『旬』-関市の雄、貝印のおすすめ包丁を紹介

 

 

Misono|ミソノ

Misonoは関(岐阜県)の有名なブランドです。Misonoは包丁専門メーカーで、どちらかというと業務使用の包丁をメインですので派手さはないですが信頼度は高いです。

特にMisonoのUX10シリーズと440シリーズはMisonoを代表する包丁で料理人間でも評価が高く、愛用している人も多いです。

 

Misono(ミソノ) モリブデン鋼 三徳庖丁 No.581/18cm

 

ここで紹介する、Misonoのモリブデン鋼包丁は、切れ味が長く持続することで定評がありますので、家庭用としてはとても便利です。

Amazonなどに寄せられる多くの購入者レビューを読むと、その安定感に絶大の定評があることがよくわかります。堅実さや実用性を重視する人の多くが手に取っているようです。

上で紹介した、上位モデルのUX10や440シリーズの性能は抜群に優れているのですが、業務用ということで値段も高く家庭用としてはコストの面でデメリットとなります。同じMisonoで家庭用包丁と考えるなら、こちらがオススメです。

UX10、440シリーズについては、コチラの記事で紹介します。

関連記事プロ・業務用包丁はMisono 440/UX10!安定感抜群のミソノは料理人も愛用

 

 

 

関虎徹(せきこてつ)|安田刃物

安田刃物はそれほど有名なメーカーではないのですが、この関虎徹(せきこてつ)という包丁は、社名以上に有名で、家庭用にも職人用にも使える逸品で、幅広い層から支持される評価の高い包丁です。

関虎徹 V金10号 鍔付 三徳包丁 180mm YG300

 

関虎徹か、上で紹介した藤次郎のどちらかを選べばまず間違いないです。 それぐらい信頼性は高いです。

高評価の理由は、高級包丁なのに低価格設定と、その圧倒的な切れ味。芯材(刃の材質)はV金10号という硬質合金を使っているので、間違いなく切れます。

また三徳包丁では珍しく、切っ先が尖っていて牛刀のような扱いができるのが、料理人の間でも愛用されている理由です。本当にイチオシの包丁です。

個人的にも、今までに知人に紹介して何度も喜んでもらった実績のある包丁なので、自信をもっておすすめできます。ただ1点だけ注意点があります。薄い包丁なので、かぼちゃなどの硬いものを切るときだけは気をつけて下さい。

関虎徹についてはコチラでもっと詳しく書いています。

関連記事圧倒的人気の包丁ブランド『関虎徹』!安くて切れる本物のおすすめ包丁 - 料理人の包丁手記

 

 

砥石はシャプトン

シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000

家庭でも砥石を1つ持っておきましょう。

研ぎ名人になりたい人は、2つ、または3つ必要ですが、 普通の人は1つあれば十分です。

砥石ブランドでおすすめはシャプトンです。家庭用ではシャプトンの中砥石をもっていればまず間違いないです。

厳密にいえば、砥石も包丁との相性があります。でも、家庭用ならば「刃の黒幕#1000」が1つあればいいでしょう。これだけで十分です。

 

砥石の種類や包丁の研ぎ方については、こちらで説明しています。

関連記事包丁研ぎ入門!家庭でできる包丁の研ぎ方とおすすめの砥石(シャプトン)

 

買ってはいけない!おすすめ"しない"包丁

"おすすめしない"包丁についても少し言及しておきましょう。特にAmazonで買う場合は注意が必要です。

Amazonの「高評価+無名ブランド」の包丁は危険

Amazonでは不正にレビュー評価を高めて「ベストセラー」入りさせている商品がたくさんあります。サクラをお金で雇って「やらせレビュー」を書かせています。

とりあえず、無名メーカー(おもに中華製)の包丁は避けましょう。

「ぜんぜんキレない」「すぐ壊れた、切れなくなった」「商品紹介と違う」など、騙された人のコメントも多いです。

安心しておすすめできる国内ブランド包丁

包丁はやはり国内ブランドが無難です。

信頼度の高い包丁ブランドは上述した通りです。6つのブランドから選んでおけば間違いないです!