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買ってはいけない包丁があります。
特にAmazonで販売されている包丁の一部は、ここ数年、本当に悪質な不正の上で販売されています。
しばらくすればAmazon運営側が対応すると思って待っていたのですが、全く改善されませんので、買う側が賢くなるしかありません。
騙されて買ってしまうと、このようなレビューを書くことになります。
こういった被害を少しでも少なくするため、あえてここでは、"おすすめしない"包丁を書くことにします。
いちおう特定メーカー・ブランドを指名することは避けますが、「買ってはいけない」包丁の特徴を書いています。聞いたことのない包丁ブランドや、怪しいなと感じたら購入を思いとどまって少し調べてください。
今、ダイソーでシールキャンペーンの特典として、「RoyakVKB(ロイヤルブイケービー)」という包丁を安く買えるらしいですが、おすすめしません。これ、中華製の低品質な包丁で全く買う価値がないです。450円出すなら、普通にダイソーの100円包丁でいいですし、もう少し足してAmazonでそれなりの包丁を買った方がコスパいいです。
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Amazonレビューが高評価="おすすめの包丁"じゃない
Amazonで買い物をするとき、レビューを参考にして評価が高い商品を買うのが普通です。「最高の切れ味!」「おすすめの包丁!」とコメントがあって☆5の包丁なら安心して買ってしまいますよね。
でも、レビューの評価は100%信用するのは危険です。
Amazonの評価はお金で買える
Amazonでよく買い物をする人はすでに知っているかと思いますが、包丁に限らず、商品レビューを不正に操作してレビュー評価を釣り上げている商品がたくさんあります。
こういった不正の横行は、中国の業者、メーカーがよくやる手口です。
要するに、サクラに☆5レビューをお金で買っているのです。例えば、包丁メーカーがユーザーにお金や商品を送って、「Amazonにいいレビューをかいてください」と頼みます。金品を貰った人は「最高の包丁」「切れ味抜群」などとコメントをかきます。嘘でもそう書かないとお金が貰えませんから。
その手口はメディアでも報道されています。中国人の当事者が語っているのですから真実です。
悪質な包丁商品の特徴
おすすめしない包丁の特徴をまとめると、こんな感じです。
- 値段が安い
- 商品名に「鋭い切れ味」と自称
- レビュー評価が異常に高い
- 褒めコメントが並んでる
- 聞いたこともない英字ブランド名
- 販売元が海外の無名メーカー
- 販売元の電話番号が"+86"で始まる
自分で「鋭い切れ味」なんていう商品はまず疑ってかかった方が無難です。
あとは、商品名がやけに長い。例えば
「包丁180mm 菜切り包丁肉切 果物切 麺切り パンきり料理包丁 万能包丁 ドイツステンレス鋼 鋭い切れ味 一体構造ハンドル 家庭用 プレゼント用 ギフト包装 キッチンナイフ」
いろんなキーワードを詰め込んでAmazon内で検索したときに引っかかりやすいようにしているのです。
日本製の包丁ブランドだと、こんなにシンプルな商品名です。
「グローバル 三徳 刃渡り 18cm G-46」
このサイトにも包丁のヤラセレビュー依頼がきてる
僕自身にも、こういう包丁に関するサイトを運営していますので、やはり「お声」がかかります。もちろん丁寧にお断りしていますが。
このサイトでは、自分が過去に使ったことのある包丁のみを実体験にもとづいてメリット・デメリット踏まえて紹介しているので、ヤラセレビュー依頼はポリシーに反します。
どんどん巧妙になる手口
はじめのころは、Amazon不正レビューの多くは中国人が書いていたので、怪しい日本語や、常用漢字でない漢字が使われていてすぐにわかったのですが、最近は日本人のサクラを雇って不正レビューを書かせているので、一目見ただけではわかりません。
僕自身も、包丁であれば不正レビューはすぐ見抜けますが、他の商品だと注意深くチェックしないと騙されてしまうことがあります。
包丁は日本ブランドが絶対おすすめ
では、どうすればいいか?
包丁に関して言えば、基本は国内ブランドから選ぶことです。
安心しておすすめできる「国内包丁ブランド」
包丁は日本ブランドが世界でもトップクラスです。日本ブランドは信頼度が高く、多くの包丁が輸出されています。
日本ブランドを強くおすすめします。性能(切れ味)、実績、信頼度の点において間違いないです。
代表的な国内包丁ブランド一覧
おすすめの国内包丁ブランドを挙げておきます。ここら辺を選べば間違いないです。
ここでは書ききれませんが、上記以外にも国内各地にはたくさんの良質な包丁ブランドがあります。
安心しておすすめできる「国内包丁メーカー」
包丁ブランドはたくさんありますので、国産ブランドか否かはわかりこともあります。知らないブランド名でも、メーカーが日本企業なら安心できます。
日本の包丁メーカーは以下のような企業が代表的なところです。
日本国内の有名な刃物産地は、新潟県三条市・燕市、岐阜県関市、福井県越前市、大阪府堺市、兵庫県三木市、島根県安来市、高知県香美市などです。これらを拠点とする包丁メーカーなら間違いなく良質な包丁を生産しています。
いずれも打刃物で発展してきた地域で、伝統工芸品として指定されている製品が多くあります。
海外の包丁ブランドでおすすめできるのは「ヘンケルス」くらい
海外ブランドでおすすめできるのはドイツの「ヘンケルス(ツヴィリング)」くらいです。ヘンケルスは岐阜県関市で一部生産しています。
ヘンケルスの包丁は日本でも知名度が高く、「ツインセルマックス」や「HI Style Elite」といったブランドも人気があります。
もちろん、他のすべての海外ブランドが低品質という訳ではありませんが、包丁業界ではそれくらい日本ブランドが圧倒的です。
中華製の包丁は避けるのが無難
はじめにも述べましたが、近年、中国産の包丁が大量にAmazonを中心に販売されています。不正レビューの件は別としても、中華製包丁の品質は疑問があります。
中華包丁でも、見た目はかっこよく、国内包丁ブランドと比べても大差ない包丁も多いのですが、性能は日本製には遠く及びませんので、おすすめできません。
今後品質改良も進む可能性はありますが、現時点では避けておくのが無難です。
包丁は日本ブランドで間違いなし
包丁の品質向上には歴史が必要です。日本は古くから、多くの職人が正に言葉通り"しのぎを削り"包丁の品質を追求してきました。そんなに簡単には真似できるものではないのです。
包丁は日本製をおすすめします。